「ぬいぐるみはブーム」という言葉を最近SNSでみかけるようになりました。
「ぬいぐるみ ブーム」という検索ワードでググってみると、2022年あたりから、ブログや記事などで、ブームになっている、という人が出てきたようです。
僕が一昨年出した本「へんてこ動物ぬいぐるみ」の最初の打ち合わせが2022年の夏でしたが、編集者が「そろそろ大人のぬいぐるみのブームがやってくる」と言っていたのを思い出しますが、それを聞いたときは、半信半疑だったのを覚えています。
周囲を見渡し、流れが変わったかな、と思ったのが2023年あたりで、ぬいぐるみ作家の作品がガチャガチャになったり、「縫い活」コーナーが手芸店に出来たりしました。
出版社の編集者はさすがに目利きだな、と思ったことを覚えています。
今年に入って世界文化社から「nui nui nui! 大人だってぬいぐるみが好き!」が出版され、手紙社主催の「ぬいぐるみ博」が町田で開催されるなど、コロナ騒動前とは明らかに違う様相になってきました。
ただし、1990年代後半のテディベアブームとは異なり、5ジョイントのテディベアスタイルよりは、むしろキャラクター寄りの、作家の個性あふれる小さめのジョイントなしのぬいぐるみがメインのようです。動物に限らず、ありとあらゆるものがぬいぐるみの対象になっています。
個人的には、今ぐらいの状態がブームのピークであってほしいな、と思っています。
これが大ブームになると、ブームになった後に(一瞬でしょうが)ぬいぐるみ界隈の状況が閑散となるだろう、と思うと、少し恐ろしいです。
過去のテディベアブームの時、作家や教室、ワークショップがいっきに増え、ブームが去った後、潮が引くように、多くは消えていったという話を聞いたことがあります。
ただし、テディベアがそうであったように、大人のぬいぐるみ好きはいつの時代にも一定数いるので、最終的にはコロナ騒動前の状態に戻るだけだと確信していますが。
今月の始め12月1日、浜松町で開催された「ドールアニマルウィンターフェスティバル」に出展しましたので、少し遅くなりましたが、レポートさせて頂きます。
今回特筆すべきことは、ビックサイトで開催されたアイドール東京と開催日が重なったことです。
当初の予想としては大して影響ない、と踏んでいたのですが、ドールFANがごっそりアイドールに流れ、先行入場が減少しました。
向こうはドールの一大イベントで、出展者数も、ドールアニマルの4~5倍います。
ただし、通常の入場者はさほど減らなかったと思います。
何故大して影響ないと考えたかというと、ドールアニマルでは、ここ数年でぬいぐるみや羊毛フェルトのアニマル系の割合が増えたので、お客がさほど被らないと推測したのです。
最近は、ドールアニマルといより、アニマルドールと名称を変えた方がいいくらい、出展者の勢力図が変わってきていたのですが、実態はドールFANもけっこうアニマル系を購入していた、ということがわかりました。
出展者でどちらに出展しようか迷った方は少数派と思うのですが、とはいえ、主催者に確認したところ、出展者の競争率も6月より低かったようです。
午後4時ごろ、会場内を巡回しましたが、いつもなら完売か完売に近いような作家さんのブースにも、作品がけっこう残っているようでした。
やはり、買う気満々で来るお客さんは、先行入場者に多いようです。
個人的には、いつもとは違って、沢山の方に観て頂き、色々なお客さんとゆっくり会話ができたというメリットもありました。
ハンドメイド作家なら誰しも一度はぶち当たるのが「自分には才能やセンスがないのでは」という悩み(恐れ?)で、当然次に思うのが才能やセンスは伸ばせるのか、という疑問です。今回は、このやっかいな悩みと疑問について思うことを書いてみたいと思います。
ネットで調べると、色々な人がいろんな意見を書いていて、才能もセンスも生まれつき、という見解もあれば、才能は生まれつきだが、センスは磨ける、また少数ですが才能は伸ばせるが、センスは生まれつきというサイトもありました。
Cat-GPTに尋ねたところ、なんと才能もセンスも努力や経験で伸ばすことができる、となっています。
そもそも才能は生まれ持った能力という意味ですから、これはおかしい、と直感的に思うのですが、才能という言葉をどう定義するかにもよると思います。
自分のことは棚に上げますが、教室に訪れる方々を見ていると、才能やセンスの違いは確実にあります。
個人的には才能やセンスにも当然レベルがあると思うのですが、極めて優れた類まれな上位数%のレベルを才能やセンスがある、ととらえると、いかに努力や経験を重ねても、到達できない人が大半になるので、才能もセンスも生まれつきという結論になります。
しかし、努力や経験で確実に能力や感覚は磨かれていきますので、才能やセンスにも様々なレベル、段階があると考えれば、その能力や感覚が、第三者から見て生まれつきのものか、努力や経験で獲得したものかは見分けがつかないので、周囲の評価としては、この人にはある程度の才能やセンスはある、と考えるのではないでしょうか。
結局天才には叶わないけれども、努力や経験で5年前、10年前の自分よりは、(見かけ上ですが)確実に才能やセンスのある人になれる、というのが結論です。
ずいぶん以前このブログにInstagramのマナーについて触れたのですが、最近気になるポストが多いので、マナー違反だと思うことを再度書かせて頂きます。
この意見に反対する方もいるでしょうが、そんな考え方もある、程度に受け止めていただけると有難いです。
1 連続投稿。
一度に4回以上ポストする、場合によっては10回以上の方もいます。
最初、こういう方は一度に重ねてポストする機能を知らないのだろう、と思っていたのですが、明らかに過剰なアピールが目的だろうと思われるポストがあります。
幸い少数派なので助かりますが、こんなポストばかりだと、観るのが嫌になります。
2 過剰な宣伝ポスト
殆ど文字ばかりで、ポスターのような自己宣伝ポストをする人。作品の価格を堂々と大きくポストする人。SALEの文字が一番目立つポスト。などなど。
お金を払って宣伝目的でポストする(これには制限があります。)のならわかりますが、Instagramが個人の宣伝ばかりになったら、誰も観る人がいなくなります。
この二つは本当にやめてほしいなあ、と思います。
次に個人的に嫌だな、と思うポストを書いておきます。あくまで個人的なので、これに該当する方は、勝手なことを言っていると思ってください。
1 極めてパーソナルな、その人のことを知らないとなんら興味をひかないポスト(FANがいる有名人は別ですが。)。
例えば、お友達との集合写真、美味しかった食事、行って楽しかった場所、気に入った映画、本、音楽などの紹介(写真として完成度の高いポストは別。)。Facebookでやるならなんら問題ないのですが、このようなポストばかりになると、残念ながらブロックします。たまにポストする程度ならいいのですが。
2 同じ内容のポストを長期に渡り、趣向を変えて、何度も繰り返しポストする人。
多少中身を変えていても、またこれか、こればっかりだな、ということになります。上げる方は、ぜひ覚えてほしいという気持ちからなのでしょうが、観る側の気持ちからすると、飽き飽きします。
以上勝手なことばかり書きましが、参考になれば、幸いです。
勉強やスポーツに限らず、創作にもスランプはつきものです。
おそらく創作を趣味や仕事にしている人の誰かが、この瞬間にもどこかでスランプで苦しんでいることでしょう。
ChatGPTにスランプの脱出方法を聞くと、ずらりと、なるほどと思う回答が返ってくるのですが、わかっちゃいるけど止まらない、というのがスランプです。
周囲の友人や、過去の自分の経験から、他の人が書いたブログやChatGPTの回答にないことで、役に立つことがないかと考え、まとめてみました。
1深く深呼吸する。
スランプの原因のひとつにあれこれ余計なことを考えてしまう、というのがあると思います。創作に入る前に、何も考えないで3~5分程度深く深呼吸(できれば腹式呼吸)すると
頭がすっきりして、創作に専念できると思います。
2過去の自分の作品を眺めてみる。
これは結構効果があると思います。Instagramをやっている人は、最近のものではなく、ずっと昔の作品をさかのぼってみてください。
意外といい仕事してきたな、と思えたらしめたものです。
すっかり忘れていた作品から、なにか大きなヒントが得られることがあります。
3一定期間他人の作品を鑑賞しない。
2とは逆に、他人の作品を一定期間一切干渉しないという方法もあります。大体スランプの時は自信を無くしているので、他人の作品を観ると良いところばかりが目立ち、一層落ち込みます。
4森林を目指して遠方にでかける。
これもかなり効果があると思います。小さな公園ではなく、森林を思わせる大きな公園で、
ゆっくり散歩し、数時間ボーと過ごせば、かなりリフレッシュしますよ。
僕は代々木公園や砧公園に行きました。旅行にいく余裕のある人は、環境がガラリと変わる土地や海外にでもいけば、完全にリセットできるような気がします(僕は試していないので、あくまで想像上の話ですが。)。