今年、第6回の幽玄展が8月12日~16日までの間、開催されましたので、レポートさせて頂きます。僕は、15日(月)午後に行きました。
ここ4年は、文京区千駄木の「WhiteGallery」で開催されていますが、約20名の作家が、各3~5点程度出展し、主催者の加藤日砂さん、保科直人さんご夫婦が、店内ディスプレイをされています。また、お二人が企画した、楽しいイベントが盛りだくさんです。
展示は、作家ごとではなく、各作品が混ざった状態で、抜群のセンスで配置されています。
この展示がすでにアートで、これを観るだけでも価値があります。
今年は、ノベルティの「幽玄ちゃん」を各出展者(昨年はなんと日砂さんが、一人で数十点制作されました。)が2点づつ制作しましたが、これらも展示され、各作家さんの個性ある幽玄ちゃんを観ることができました。幽玄ちゃんは、出展作品購入者にランダムに配られるようです。
初日の午前中に作品購入の抽選会があり、僕は初日に行けなかったのですが、100人を超える人が押し寄せ、大変な賑わいだったようです。
出展者は毎年少しずつ入れ替わり、ここ数年は、僕が尊敬する作家さんの参入があいつぎ、今年は湊敦子さん(谷中のzoo)大國早苗さんが参加され、期待はマックスとなりました。
大変な力作が並び、思わず足が止まり、しばらく離れられない作品が数多くありました。
1回目から参加している僕としては、以前は気楽な気持ちで参加していたのに、だんだん
気が抜けない展示会になってきています。
正直、この展示会には、斬新なチャレンジ作品を出そう、とは思うものの、思うような作品は出せないでいるのですが。
これから参入する人には、かなりプレッシャーがかかるのではないでしょうか。今後は、幽玄展に出展することが、作家のステイタスになる日がくるのではないでしょうか(もう既に来ているかも?)。
主催者のお二人の大変な努力に敬意を表しつつ、今後の幽玄展の発展をお祈りします。毎年パワーアップしていくこの展示会は、一体どこまで行くのでしょう。
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