ぬいぐるみ、テディベアに限っての話ですが、制作する上で、形(フォルム、造形)、質感(素材)色彩のどれが大切かと言うと、個人的には圧倒的に形だと思います。
質感は、質の良い高価な素材を選べば大きな外れはないし、色彩は、原色を避けて同色系統でまとめれば、無難な仕上がりになりますが、形だけは、誰かの模倣でないオリジナルなものは一番難しいし、他人と差がつく、個性を発揮できる部分だと思います。
しかしながら、素晴らしい色彩センスで、オリジナリティを発揮している方もいます。
自分はどうかというと、(以前にも書きましたが、)男性より女性の方が、圧倒的に色彩センスは良いと思いますが、男性の中では、自分はマシな方だという自負はあります。
でも、女性の中に混じると凡庸かな、と思います。
センスの良い女性は、補色、さし色の使い方がとても上手です。まあ、普段から服装やアクセサリーで鍛えているのでしょうが、色の配分がとても上手い。小物を使うにしても、色をよく考えて使っています。
素材を選ぶのも、どうやら色彩センスと連動しており、色彩センスの良い方は、素材選びも上手なように思います。
質感と色彩は切り離せないところがあり、色彩に鈍感な人は、場違いな素材を選んでも平気なようです。
と、なにやら偉そうに書きましたが、岡目八目といいますが、他人のことは多少わかっても、自分のことは、あまりわからないのです。
しばらく月日をおいて、自分の作品を客観的に見たときに、(自分にしては)色使いがうまいな、と思ったことが、殆どないことで、自分の色彩センスが凡庸であることは間違いないようです。
では、色彩センスは鍛えれば伸びるでしょうか。
ネットで検索すれば「伸びる」という意見が大半ですが、生地を自分で染めることで、多少は鍛えられていれば良いのですが・・。
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