オリジナルに正解はない

最近僕たち太り気味
最近僕たち太り気味

教室で、メンバーの方に指導・アドバイスしている際に「どうすればいいか」と訪ねられた場合、極力「(あなたが求める方法に近づけるために)自分だったらこうする」という答え方をしています。

 

また、僕の考えに疑問を持った場合、違うと思った場合は、従う必要はないことも、重ね重ね言及しています。

メンバーの方は、bestの方法を求めて、正解は何かと訪ねている時があることはわかるのですが、各人が目指すオリジナルな作品は、各々目指す方法が違うので、「こうしなければならない」という決まりはない、というのが僕の考えです。

それ故、各人がどのようなオリジナル作品を目指すのかは、早い段階から把握しようと努めています。

 

 もちろん、型紙の制作手法、見た目に綺麗な縫い方、効率的な染色の方法、等、技術的なことには、当然正解がありますが、これも個人の性格によって、ふたつ以上の正解がある場合もあります(手法にも向き不向きがあるということでしょうか。)。

 

絵画教室の作品展を観ると、主催者の作品に似た絵がずらっと並んでいる場合がありますが、自分としては、そういう方向にいかないよう極力注意しています。

(ただし、スタンダードなテディベアを作る教室では、伝統的な手法を学びますので、

「こうした方が良い」という決まりごとはあると思います。)

 

メンバーの中には、僕の作品のテイストに似た方もいますが、これはたまたま目指すところが、僕の方向性と似通っていただけで、大半の方はそれぞれ目指す方向が違います。

 

例外的に、できる限り本物の動物に似たリアルなものを作りたい、という場合は、「本物」というお手本があるので、進める方法・方向性に正解があるとは思いますが。