先日、本屋で100歳の老人へのインタビューをまとめたものが書籍となっていました。その中で、100歳の人に、「あなたの夢はなんですか」と問いかけていました。
著名な料理評論家のエッセイで、老人に夢を問うのは、馬鹿げている、と書いてありましたが、どうなのでしょう。
先日読んだ本で、
「夢は、考えるだけでワクワクするものをいう」としていましたが、まあ、世間一般に言う夢はそうでしょうね。タモリが、人生に夢は必要ない、と言っていたような記憶がありますが、叶うか叶わないかが、あまり問題にされないのが夢、と仮定してみます。
実は自分も、30代の頃から、ハンドメイド作家として活動する、ハンドメイドの教室を開く、という夢を抱いていました(これはこれで、とても心地良かったと思います。)。40代後半までは、まさに現実味のない、ワクワクするだけの妄想でしたが、いつしか本気で実現させようと思い始めました。
夢は、欲望や目標以前のふわふわとした段階のものだ、と考えた場合、どうしても実現したい、と思えば、それは目標になると思います。何かを実現するためには、具体的な計画と現実的な着手が必要です。
でも、夢の段階なら、それは必要ではないように思います。
叶わない夢はない、というのは、マスコミや歌の歌詞では頻繁に出てきますが、これは全くの嘘だと思います。
自分にも、いままで、叶わなかった夢が、沢山有ります。
しかし、目標以前の(ということは、実現を焦ることもない)、考えるだけでワクワクするものが夢なら、それは生きていく上で、あった方がいいと思います。
そうなると、一体何歳まで、夢は持てるのでしょうか?
結論から言えば、100歳でもOK。100歳から10年以上生きる可能性はゼロではないですから。
もっと言えば、死ぬ直前まで夢を持っていい、と僕は思っています。
ここには書きませんが、今も、創作に関する、新たな夢があります。
但し、夢が目標=欲となった途端、裏で同じ位のマイナス面を抱えることになるので、その覚悟は必要だと思いますが。
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