オリジナリティより大切なモノ

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パンダの親子

このブログでは、一貫してハンドメイド作品では、オリジナリティが重要だと主張してきました。

しかし、先日、オリジナリティより重要なものがあることを、最近すっかり忘れていたことに気づかされました。

 

教室のメンバーで、オリジナルの型紙を何作か完成されていた方が、自宅で新しい型紙の原型を作ってきたのですが、前作の方が、オリジナリティ度合いが高かったので、「前作の方が良かったと思う」と素直な感想を言ったところ、「最近自分の型紙は、自分が本当に作りたかったものから離れてきている。自分が本当に作りたかったものは、こちらの方です。」とおっしゃったのです。

 

僕は、今まで見たことがないものを特に高く評価し、メンバーへのアドバイスにしても、より斬新なもの、他にはないものを作るようにアドバイスしてきました。

どうやら、このアドバイスも原因して、自分が作りたかったものから離れてきたようなのです。

 

作り手として、一番大切なことは、自分が本当に作りたいもの、好きなものを作ることで、自分自身を深掘りすることで、結果として出てきたものが、個性=オリジナリティなのに、意図的に他とは違ったものを作ると、奇をてらったもの、珍奇なものになる可能性があります。

 

うまくいったとしても、自分が気に入っているかどうかは別の話なので、やはり、前提は、自分が納得できる範囲で、オリジナリティを出すことが大切だと思います。

このことを最近ないがしろにしていました。

 

自分自身の主力作品にも、実は大して好きでもないのに、売れるから作っているものがあるので、その方が言われたことは、本当によく理解できました。

 

ここ最近の、最大の反省事項でした。