世の中の人は、ハンドメイド作家=器用、と思っている方が大半ですが、不器用な人もいます。
ハンドメイド作家に共通するのは、「作るのが好き」という一点のみかな、と思っています。
もちろん、器用な人が多いのは間違いないですし、中には信じられないような器用さを持っている人もいます。
大体において、器用な人は、細部に拘りを持つ、あるいは、リアリティ(動物や人形などは、本物と見間違うようなリアルなものを制作する。)を追求する傾向にあるようです。
でも、器用な人は、技術の習得が早いので、創作において、器用な方が得なのは間違いないことです。
不器用な人は、手先の細かい作業が苦手ですし、リアリティを追求するようなことはまず、ありません。
ここで、自分のことも、念のために書いておきますが、僕は、普通より、ほんのちょっとだけ、器用な方かな。決して、特別器用な方ではありません。
(明らかに)不器用な人で、人気が出る作家さんは、ちょうどいい案配にゆがんでいたり、崩れていたりして、なんともいえない、いい味を持っています(子供が描いた画を想像して頂ければわかります。)。
これは、本人は、ちゃんと作ろうとしているのに、つくれていない部分が魅力になっているのです。
不幸なことに、(魅力ある)不器用な人が、鍛錬で上手く作れるようになると、いつのまにか凡庸な作品になっていることもあります。
ご本人が、それに気づいていないこともあるので、「不器用は武器になる=無理に上手に作ることはない」ことに、気づかせてあげたいこともあります。
教室のメンバーにも、器用な人、普通の人、不器用な人がいますが、結論としては、作品作りにおいては、普通の人 が一番不利かな、という気がします。
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