ハンドメイド作家の頭を悩ませる筆頭が、作品の値付けです。
以前にもこのブログで価格について書きましたが、重要なことなので、再度検証します。
作品から受ける印象より作品の価格が高い作家と低い作家がいます。
僕は、割とお客さんや、周囲の作家さんから「安いんですね」と言われますので、比較的安い方だと思います(但し将来的には、今より2~3割は、価格を上げる予定ですが。)が、自分よりさらに値付けの低い方もいるので、断トツに安い方ではありません。
ビジネスと割り切るなら、自分が付けている価格は、原価と制作にかかった時間だけではなく、アイデアを練った時間、試作品製作に費やした時間も含めると、東京都の最低賃金ベースでも、今の1.5倍の値段をつけないと割に合わない、ということになります。
結局、自分の(時間当たりの)単価を幾らと考えるかで、価格は2倍3倍に跳ね上がっていきます。
価格の高い作家の作品に、滅多なことで、お客さんが、「高いですね」とは言いませんから、果たして相場より高いのかどうか、自分では中々判断が難しいところです。
素材や、細部の拘り、型紙の複雑さなどの要素で、製作時間は大幅に変わってきます。
自分は作り手なので、他の作家が、大体、製作にどの程度かかるか見当がつくので、この方の単価は、大体これくらいか、と想像がつきますが、イベントであっという間に売り切れる人気作家さんなら、少々高くても売れるのですが、それでも良心的な価格で販売している方もいる一方で、驚くような高価な方もいます。
ハンドメイドをアートと捉えれば、買ってくれる人がいるなら、いくら高くても良いのだ、という考え方もあることは承知しています。
今はっきりと言えるのは、
「あの作家の作品は高いから、中々買えない」とは言われたくないな、と思います(中々自分の耳には入ってきませんが。)。
さらに、自分が買うとしたら、出してもいいな、という価格帯でおさめたいな、と思います。
(この話は次回に続きます。)
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