このブログを読んでいただいている方は、ぬいぐるみが好きな方が多いと思いますが、皆さんは、「愛されすぎたぬいぐるみたち」という本をご存知でしょうか。
原題は「MUCH LOVED」といって、アイルランドの写真家マーク・ニクソンが制作した、ぬいぐるみの写真集なのですが、本屋で手に取って観たことがある人はご存知でしょうが、なんとボロボロ、ズタズタになったぬいぐるみ達の写真がずらりと掲載されています(なんと、映画「ミスタービーン」に出てきた、あのぬいぐるみも紹介されています。)。
刊行は2017年ですが、見開きで、左側に、そのぬいぐるみの経歴(どんな人に、どれくらいの期間愛されていたか、エピソードを添えて紹介している。)右側に写真が掲載されています。
この本は、全世界に翻訳され、かなり、話題になっているようです。
ネットで写真検索すると、この愛されすぎたぬいぐるみたちの何点かの雄姿を垣間見ることができますが、中には、「そこまでボロボロになるのかよ」とツッコミを入れたくなるくらい、ズタボロの子がいます。
欧米の映画やドラマを見ると、あちらでは男の子も、ぬいぐるみを抱えて寝ているようですが、とにかく、子供が、どこにでも連れていかれた果てに、耳や腕がちぎれ、目がとれて、ほころびを縫い合わされ、痛々しい姿になっても、捨てられずに、大事に保管されていたことを思うと、温かい気持ちになること必須です。
特に、自分を含め、ぬいぐるみ制作に携わる人は、疲れた時、めげた時に、この本を開くと、ぬいぐるみ制作に関わっていてよかったな、と思うはず。
どうか、まだ見たことがない、という方も、大抵の図書館にもあるようですので、是非一度ご覧になってください。
(巻末に、自分のぬいぐるみの写真を貼って、エピソードを書き添えるページがついています。)
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