あるエピソード

i-ppoたおか 田岡正臣 下高井戸 東京 テディベア 杉並
へんてこグマ3兄弟

先日読んだ、脳科学に関する本に出ていたエピソード面白かったので、ご紹介します。

アメリカの美大の教授が、優れた作品を製作する生徒と、そうでない生徒を比較して、次のように語ったそうです。

「良い作品を製作する生徒は、製作中は行為に没頭し、自分の作品に対する批判や反省を一切しないが、作品が完成してから、徐々にその作品に対する反省をし始め、次の作品に活かしていく。良い作品を制作できない生徒は、製作中にあれこれ逡巡し、反省するが、作品が完成すれば、満足して自分の作品を省みることがない。」

これは、全くその通りで、自分にも思い当たる節があります。

調子がいいときは、余計なことを考えないで、作品制作に没頭できますが、あれこれ迷いがあるときは、製作中に、ああすればいいかも、こうすればいいかも、と余計なことを考えて、回り道をします。

どちらの方が良い作品になるかというと圧倒的に、製作前にしっかりと考え、製作中にはその考えたことに対して、迷わないで一直線に没頭して制作した時です。

あれこれ迷った時や、考えすぎたときは、大体中途半端なものになりますね。

だから、しっかりとイメージが出来上がってから制作するか、直感に従って、製作するか、どちらかでいかないと、袋小路に入ってしまうので、なるべくそうならないよう気をつけています。

問題は、その後、出来上がった自分の作品に対して、反省し、改善していくかどうかですが、僕の場合、イベントが続くとこれが出来なくなります。

昨年は、少しイベントに出すぎたため、今年はセーブしていたのですが、6月以降イベントが重なってしまったため、あまり反省することなく、改善点も考えないで、垂れ流し状態で製作しています。

9月からは、少し余裕ができるため、今までモヤモヤしていた点を整理し、作りっぱなしの状態にならないようにしたいな、と思っています。

 

(とはいっても、作品を完成した直後は、どうしても、我ながらよく出来た、と思ってしまう傾向にあり、自己満足に終わることが多いので、しばらく間をあけて、自分の作品を振り返るようにしていこう、と思っています。)