窯を開けた瞬間

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窯の中

陶器を焼く窯を導入して3カ月が経過しましたが、今のところトラブルなく、何とか使いこなせています。月1回、素焼き、本焼きをする程度ですが、それでも自分の都合に合わせて焼けるのは快適です。

12月末には、初めて自分の作品以外に、メンバーの作品を窯に入れました。

ご存知の方も多いでしょうが、陶器は、釉薬のかけ方、塗り方にも大きく左右されますが、温度の上げ方、温度設定、にも影響され、仕上がりが大きく異なってきます。

過去、自分の作品の仕上がりが、想定とは大きく異なっていたことが数多くあります。

但し、想定以上に素晴らしく焼きあがることもあり、それが陶芸の醍醐味のひとつになっていると思います。

マイコン制御でスイッチを入れるだけだと、プログラムパターンが決まっているので、楽ですが、工夫する余地がないので、やはり自分で温度設定ができる窯にして良かったな、と思います(窯は自宅に設置したので、窯を使用する日、特に素焼きの時は、外出できませんが。)。

今回は、自分の作品だけの時より、慎重に温度設定し、時間をかけて仕上げました。

窯を導入するまで通っていた陶芸教室のスタッフの方が、「何度やっても、本焼きの窯の蓋を開けるときは、ワクワクする」と言っていましたが、自分も全く同じで、本当にワクワクします。

ただ、メンバーの作品が入ると、ワクワクと同時にドキドキも交じり、窯をそっと開けて、覗き込んだ瞬間の気持ちは、なんとも言えません。

おかげさまで、自分の作品も、メンバーの作品も、トラブルなく、思い通りに仕上がっていました。

今のところ、大失敗はないのですが、これからガッカリすることもあるでしょう。

そんなトラブルも含めて、全部、楽しみの一部と思えればいいな、と思っています。

自分の窯を持ったことで、色々なことが出来るようになり、可能性が大きく広がりました。また、これからは、教室に通うメンバーの方の要望にも応えたいな、と考えています。