ドールワールドフェスタを終えて

617~18日のドールワールドフェスティバル2017も無事終えることが出来ました。

観に来てくれた方、ありがとうございました。

今回は、2日目の夕方から大雨でしたが、午前中から午後にかけては、けっこうな賑わいで、前年なら2日目は、閑散としていたのですが、今回は、1日目と2日目の差はなかったようです。

今回、自分の展示ラインナップは、陶器を中心とし、すべてのジャンルを万遍なく持って行きましたが、テディベアとモヘアのぬいぐるみだけは、あまり点数を持っていけませんでした。

これは、715~16日に、東京国際フォーラムで開催されるテディベアのイベント、第25回「TEDDY BEAR with Friends CONVENTION」に参加を予定しているためで、そちらように、新作を取り置きしたからです。

その点、ドールワールドフェスティバルは、あらゆるタイプの人形ぬいぐるみが展示されており、訪れるお客さんの嗜好の幅も広いので、安心して、どんな素材の作品も展示できます。

休憩の合間に他の作家の展示を見て回るのがとても楽しく、自分にとっては、FANTANIMAと並んで、お気に入りのイベントです。

さて、今回のイベントで特筆すべきことは、昨年にも増して、等身大のリアルな人間の赤ちゃん人形を連れて歩くお客さんが多かったこと。あるブースで販売している人形ですが、極めてリアルに出来ており、遠くから見ると、本当に赤ちゃんを抱っこしているようで、人形だと気づいた瞬間、どきりとします。これは作家の個性を表現したアート作品とは、別ジャンルのものだと思います。

今回も、ビスクドール、テディベア、ブライス、市松人形、羊毛フェルト等々代表的なジャンルだけでなく、木彫りや張り子、陶人形、など、ありとあらゆる素材の作品が並んでしました。

素材の研究や、新ジャンルの開発のヒントを得るにはもってこいのイベントです。

また、今回のイベントで、Instagramで交流している数名の方が、作品を買ってくださり、ご自身のInstagramにアップしてくれたことが、とても嬉しかったです。SNSのつながりが、現実のつながりに変わることをリアルに体験し、SNSをないがしろにしてはいけないな、と改めて思った次第です。

3月の恵比寿のイベントで注目を浴びた作品の受けが芳しくなく、イベントごとに、注目を浴びる作品やジャンルも変わるので、今後どのジャンルを自分の主軸にしていけばいいのか、なかなか難しい問題です。