昨日、ロシア・東欧の人形作家の祭典「FANTANIMA2017」の会場で、ロシアの人形作家マヤ・ホロヴァさんのワークショップに参加し、ロシア伝統の人形制作について、教わってきました。
午前午後と別々のワークショップ二つに参加したので、フルに1日のコースでした。
まず午前中が、「コルク蓋のブローチ人形」
コルクの蓋を顔にして、ブローチになった人形を作りました。
これは、はっきり舐めていました。簡単に出来るだろう、と思っていたのですが、一緒に参加された方がプロのぬいぐるみ作家さんで、その手早さに焦りまくりました。
今のところ秘密にしておきますが、ロシア独特の手法で、制作し、なるほどと感心させられた箇所が沢山ありました。参加して本当に良かったですが、制限時間ギリギリまでかかってやっと仕上げることが出来した。
午後の部は、「綿の動物人形」。
なんと、綿を固めて人形を作るのです。綿は普通の真綿です。
一体どうして作るのだろうかと不思議に思っていたのですが、簡単に説明すると、針金に棉飴のように、接着剤で濡らした綿を巻いていきます。
何度もドライヤーで乾かしながら、少しずつ型とっていき、耳や鼻などは、別に接着剤で固めた綿をくっつけます。
普段、人形などの制作活動をしていないと、この作業は初めての人には無理かな、と思いました。文章でかいても、さっぱりわからないでしょうが、こちらもロシア伝統の手法で、80年の歴史があるとのこと。参加者5人全員が人形制作をされる方々で、終わったあと、一部の方と名刺交換しました。
これら二つの手法は、もう少し自分のものになるまで作って、いつか自分のワークショップでもやってみたいな、と思っています(他の参加者もそう思ったかも。)。
今回のFANTANIMAも、あと二日で終わりますが、海外作家の発想力には、ほとほと関心します。
海外作家の作品を観て、ふたつの感情が湧いてきます。まず、自分との歴然とした差に漠然とした不安を感じますが、あらゆる方向性や素材で想像力を発揮するチャンス、可能性があることもわかり、ワクワクされられます。
まあ、有り難いことに、ワクワクの方が大きいので、観終わった後は、幸せな気持ちで満たされます。
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