ハンドメイドの世界にも、明らかに流行があります。
他のジャンルはわかりませんが、少なくとも、人形・ぬいぐるみの世界にも、その時々のトレンドがあるようです。
モチーフ(どの動物か)、素材、大きさ、細かいところでは、細部の処理なども流行りがあります。
ジャンルそのものにも流行があり、かつてはアミグルミがブームであったように、羊毛フェルトも、そのブームの頂点は終えつつあります。
(テディベアにも、かつてブームだった時期があるようですが。)
制作において、全く流行を無視することは難しく、誰もが、大なり小なり流行を取り入れているように思います。
流行っているものは、人の目を引くし、売れるので、僕自身も、ついつい無批判に乗っかってしまうことがあるのですが、100%確実なのは、時が経てば、ブームが去れば、飽きられる、ということ。
それゆえに、流行っているものには、むやみに手をだしてはいけないな、と思います。
時代の変換に敏感な人は、玉虫色で、常に流行の先端にいれば、飽きられることなどないのでしょうが、そんな人は滅多にいない、と思います。
最も良い選択は、何が流行っているかを十分理解して、少し距離をおいて、自分らしさに変換して(一周遅れ位で)取り入れていけばいいのかな、と思います(あるいは意図的に流行の真逆を行く、とう裏技もありか。)。
トレンドなど全く関係ない、自分は自分の気に入ったものを作るのだ、と言い切れる人は、無人島に住んでいる人だけ、と僕自身は思っています。
今日はドールワールドフェスティバルの初日でした。
1週間前から天気予報が、晴れ→曇りのち雨→曇り→曇りのち雨→豪雨、とめまぐるしく変わって行ったので、自分としては珍しく、作品を事前に宅配便で送りました。
2日前の予報は最悪で、朝から5mm、お昼頃には、9mmの雨が降り、夕方まで続くと予報されたので、今回はさすがにお客さんの足は遠のくだろうな、と思いました。
5mmを超えると、出かける気がしなくなり、10mmで衣類がずぶ濡れになります。
実際自分がイベントなどに行く予定をしている時も、ズボンの裾がびしょびしょになるような豪雨になれば、出かけるのを中止します。
2日目(明日)は、晴ときどき曇りでしたがあまりイベントに出向いたことがない方なら、翌日が晴れならいいじゃないかと思われるでしょうが、ドールやテディベア、ぬいぐるみのイベントの場合、1日目の2時ころまでにお客さんが集中し、2日目は閑散としています(2日目は、欲しい作品が既に買われてしまっている、と考えるからでしょう。)。
さて、ドキドキして迎えたイベントの朝、思ったよりは遥かに小ぶりの雨(1~2mm位?)でホッとしました。
予報は、豪雨から雨に変わっていました。
ああ、この雨なら、自分だったら、行きたいイベントなら出かけるな、と思い、ほっとして家を出ました。結局、朝方が3mmで、お昼頃が5mm、夕方が1mm程度で終わりました。
でも、晴れの日よりは、若干人出が少なかった(1~2割程度)かも。
明日は、日中は晴れの予報なので、今日少なかった分、来てもらえたら嬉しいな、と思います。
いずれにせよ、この1週間は天候に振り回されました。
i-ppo-handmadeのメンバーで出展する「下高井戸ハウス」のブースに出す作品が揃いました(ごく一部の方が、展示会当日に持参することになりましたが。)。
揃った点数は、なんと80点を超えていて、一昨日実際にメンバーの方と、教室内に並べてみました(写真のとおり)。
皆さんのドキドキやワクワク、情熱が伝わってきて、自分が初めてイベントに出展したときの準備作業を、あれこれと思い出して、懐かしくなりました。
陶器やブローチ、アクセサリー、ぬいぐるみ、テディベアと、作品のラインナップは色とりどりで、メンバーの年齢層も、幅広く20代から50代の男女であり、なんともバリエーション豊かな展示になりそうです。
(値付けに関しては、各人にお任せなので、強気の方と、控えめの方で相当幅が出ましたが・・。)
自分も、陶芸教室や絵画教室に通っている時、年1回の展示会がとても楽しく、お祭り気分で盛り上がっていたことを思い出します。
教室を立ち上げた時、メンバーの作品展はギャラリーを借りてやりたいな、と思っていましたが、それだと、メンバーの友人知人に観てもらうのがメインとなったでしょう。
今回の展示会の来場者は顔見知りではない、一般の方なので、皆さんのドキドキ感が違います。
本番は2週間後なので、トラブルのないよう気を引き締めていきたいと思います。
2019年6月15日~16日、浅草の都立産業貿易センターで開催されるドールワールドフェステイバル2019は、個人的に、「i-ppoたおか」で出展しますが、なんと、今回は教室メンバーでも、初出展します。
出展者の計らいで、B4とB5、お隣同士のブースになりました。
ブース名は、教室所在地の町名をとって、「下高井戸ハウス」。
もちろん、メンバーが交代で、会場で展示販売します。
この名称は、教室がスタートした初期のメンバーが実行委員となって決めました。
参加数は、教室メンバーの約半数である12名ですが、殆どの方が、初めての出展で張り切っています。
これが上手くいけば、毎年の恒例行事にしたいな、と思っています。
元々、この教室は、人形ぬいぐるみ系のハンドメイド系作家を目指す方のために主催していますので、いずれ多くの方が作家としてデビューしていくと思いますが、夫々の方が自分のブースで出すための良い予行演習になればいいな、と思っています。
また、教室に通ってみようか迷っている方は、是非この機会に、会場で教室の雰囲気を感じてください。
作品も力作が揃っていますので、是非見に来てくださいね。
会場 都立産業貿易センター
〒111-0033 東京都台東区花川戸2-6-5 浅草駅徒歩4分
6月15日(土) 12:00~17:00
6月16日(日) 10:00~16:00
ホームページのnews欄でお伝えしましたが、5月10日から、19日まで、小田急線梅が丘駅前のギャラリー「梅猫庵」に陶人形を44点ほど出展しています。昨日、会場を見てきましたが、ギャラリーの方がとっても素敵にディスプレイしてくれていました。
7人展なのですが、自分以外は皆画家の方で、「シッポnakama」展という名のとおり、モチーフはすべて動物です。
今回新作は殆どなく、1年以上前の作品がメインです。
作家活動を始めた時は、陶人形作家と自ら名乗っていたくらい、製作の7割を陶器で占めていたのですが、いつの間にか、製作する大半がぬいぐるみ系になっていました。
過去にもブログに書いたのですが、作るのは、直感的に制作できる陶器の方が断然楽しいのですが、SNS上でも、展示会会場でも、圧倒的にモコモコした方に人気があり、陶器の制作をドンドン後回しにしてきました(勿論、ぬいぐるみを作るのも楽しいのですが。)。
今回の展示に当たって、SNSで久々に陶人形の写真をアップしたところ、「陶器も作るのですね」というコメントを沢山頂いて、インスタを始めた当初は、陶器がメインであったことを考えると、とても複雑な心境です。